Ecosaとは
Ecosaは、高品質で信頼できる睡眠ソリューション市場に対するニーズへのギャップを解決するため、2015年に設立されました。現在ではマットレス、枕、寝具、ベッドルーム家具を扱い、オーストラリア有数の「店舗を持たない」小売業者としての地位を確立しています。
同社の製品はオンラインでしか購入できないため、可能な限り最高のオンライン体験を提供することがビジネスの根幹に関わります。そのため、まずは顧客がモバイルとデスクトップでどのように行動しているのかを理解する必要がありました。
課題:コンバージョンを高めるよりよい体験の提供
Eコマースの小売業者なら誰でも、ユーザー体験をテストすることが非常に重要だと言うでしょう。テストなしでは、プロダクトが本当にユーザーのニーズを満たしているのか、コンバージョンを促進するポジティブな体験をブランドが提供できているかどうかを知ることは不可能です。
Ecosaの成功の鍵は、絶え間なく実施されるテストにあります。改善のチャンスを発見し、実験的な取り組みを推進するために、EcosaはContentsquareを活用しました。
解決策:Contentsquareでユーザー行動を可視化、テスト結果を検証
改善機会1:商品ページの画像配置
もともとのモバイル版の商品ページでは、商品の追加画像(サムネイル)が、ヒーロー画像(メインビジュアル)の下に重なるように表示されていました。
そのため、撮影の際には、サムネイルが重なることを想定してヒーロー画像の下部に余白を残す必要がありました。 そこで、Ecosaの担当者は「このサムネイルをヒーロー画像の上から移動させた方が、ユーザーが画像をクリック・閲覧しやすくなり、エンゲージメントが高まり、結果的にコンバージョンも向上するのでは」と仮説を立てました。
Contentsquareでは、カスタマージャーニー全体を見ることができるのがいいですね。他のプラットフォームでは、お客さまがどのようなジャーニーを辿っているのか理解するのに苦労しますが、Contentsquareでは、全体像を把握できる上、問題があればすぐに特定することができます。顧客ジャーニーの全体像を把握し、後で具体的に絞り込むことができるので、推測する必要がありません。

改善機会2:
ジャーニー分析を使ってみたところ、顧客は商品をカートに入れたものの、空にし、コンバージョンすることなく終了していることに気づきました。
このインサイトに基づき、最もコンバージョンの高い商品カテゴリーページを空のカートページに追加するテストを実施し、コンバージョンが向上するかどうかを確認しました。

結果
カートのレイアウトでABテストを実施し、 ヒートマップを使用しタップ率確認しました。すると、明らかに新しいレイアウトのタップ率の方がよくなっていたのです。
最もコンバージョンの高い商品カテゴリーページを空のカートページに追加するだけで、テストをしたところ6.4% (モバイルでは9.5%、デスクトップでは2.1%)のコンバージョン増加が見られました。
さらに、全体として、 コンバージョン率が+71.57%(モバイル111%、デスクトップ28%)も増加しました。この新しいレイアウトはその後、すべての商品ページと画像に展開されるまでとなっています。
![[Visual] Ecosa mobile A/B test](http://images.ctfassets.net/gwbpo1m641r7/1ScaBaF6QXbWa6Izxx98UG/425711f861c2860b7d3492999f046f7d/Image-2.png?w=2048&q=100&fit=fill&fm=avif)
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顧客について聞きたい問いへの答えを得られるようになりました。顧客は実際に機能を使用しているののか、私たちが意図した方法で操作しているのか、などの疑問がContentsquareによって解消されています。Contentsquareは私たちのサイトデザインのプロセスを大きく変えました。
